「一生に一度」喜びの声　復興の火、大船渡に　延期検討に戸惑いも　／岩手

　「復興の火」として県内を三陸鉄道やＳＬ銀河で巡った東京オリンピックの聖火は２３日、大船渡市の市防災観光交流センター（おおふなぽーと）前で展示された。集まった人たちは「一生に一度の経験」と喜ぶ一方、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が開催延期を含めて検討すると発表したことに、戸惑う声も聞かれた。【三瓶杜萌】

　宮城県から運ばれた復興の火は２２日、三鉄で宮古―釜石、ＪＲ釜石線のＳＬ銀河で釜石―花巻を移動。それぞれの途中駅でお披露目された。２３日はランタンに入った状態でおおふなぽーとに到着。聖火リレーのトーチと同じ、桜の花びらを模した点火皿に戸田公明市長が火をともすと、歓声が上がった。