「やむを得ぬ選択肢」　延期検討で知事、県内「対応へ準備」　／埼玉

　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は東京オリンピックについて延期を含めて日程を検討する方針を示した。中止の可能性は否定しており、県内の関係者からは「延期でも対応できるよう準備する」「選手ファーストで決めて」などの声が上がった。【鷲頭彰子、橋本政明、仲村隆】

　「感染が拡大する中、大変残念だが延期の検討もやむを得ぬ選択肢の一つだ」。大野元裕知事は２３日夕、報道陣に「延期検討」についてそう述べた。

　県は７月７～９日に４０市町で行われる聖火リレーの準備などを進めている。今後については「引き続き万全の準備を進める」と述べるにとどめた。