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新聞記者、銃をとる

新米猟師奮闘記/30 終わり良ければ、とはいかず /滋賀

作画=マメイケダ

 今期の狩猟シーズンは3月15日ですべて終わった。2019年11月に始まり4カ月半。初日、シカを1発で仕留めたものの、その後は失敗に次ぐ失敗。直近の2回は安全装置の外し忘れと、まさかの打ち損じで自信喪失。15日は有終の美を飾ろうと、10人の仲間と山に向かった。

 とはいえ、根拠のない自信はあった。というのはその1カ月前、イノシシとシカ以外の狩猟が最終日になった2月15日、私は朝から気合をいれてカモ猟に行き、1日の捕獲数としては過去最多となる4羽をものにしたからだ。カモの捕獲は1日5羽までと決まっているが、これまで上限を意識するようなことはなかったのに、とうとう上限を気にしなくてはならなくなった自分を誇らしく思ったものだ。ここというときにはやれる、と変な自信が私に生まれていた。

 イノシシ・シカの最終日は、10人も集まったので、大きな山でシカを狙うことになった。ところが、待ち場について「あっ」と凍りついた。「弾を……、忘れた」。どこかに入っていないか、とリュックの中を探るが、ないものはない。これは、新聞記者がペンを忘れたどころではない。ペンは忘れても、人から借りればいい。同席した他社の記者から、恥を忍んで借りることもできる。実際、何度かそんなこともあった。ところが、銃弾は…

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