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3月前半の百貨店売上高、足元4割減 過去最悪ペース 新型コロナ、小売り直撃

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百貨店の入り口に張られた営業時間短縮のお知らせ=大阪市北区の阪急百貨店梅田本店で2020年3月1日午後4時6分、小松雄介撮影
百貨店の入り口に張られた営業時間短縮のお知らせ=大阪市北区の阪急百貨店梅田本店で2020年3月1日午後4時6分、小松雄介撮影

 新型コロナウイルスが小売業界を直撃している。日本百貨店協会は24日、3月前半の百貨店売上高が過去最悪ペースの前年同月比約4割減だと明らかにした。コンビニやスーパーではマスクなどの買いだめ需要があったものの、感染拡大の終息が見えない中で、小売業界全体が消費の低迷に懸念を強めている。

 同協会が百貨店約20社を対象にした3月17日現在の聞き取りによると、売上高総額は約40%、免税売上高は約80%それぞれ減少。月間の全国売上高が40%減となれば、前年の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減があった1998年3月(20.8%減)を上回る過去最悪の下げ幅となる。

 東京都内で記者会見した同協会の山崎茂樹専務理事は「リーマン・ショックや東日本大震災を超える大逆風だ」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大に強い危機感を表明。政府に対し、中小取引先や地方百貨店への支援のほか、所得税減税などの家計支援を含めた景気刺激策を講じるよう求めた。

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