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専門家、新型コロナ「第2波」懸念 「中国と比べものにならない感染者が日本に」

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上海からの便で成田空港に到着し、専用の検疫エリアで検疫官から2週間の待機要請や質問票の記入について説明を受ける男性=2020年3月9日午後0時33分、手塚耕一郎撮影
上海からの便で成田空港に到着し、専用の検疫エリアで検疫官から2週間の待機要請や質問票の記入について説明を受ける男性=2020年3月9日午後0時33分、手塚耕一郎撮影

 国内の新型コロナウイルスの新規感染者は3月に入って連日おおむね数十人台で推移し、大きな変動はない。だが、海外からの帰国者が国内で発症するケースは急増しており、17~23日の1週間では全体の約3割を占める。ここ半月で渡航歴のある110人超の感染が確認され、専門家は「1月の中国に次ぐ感染拡大の『第2波』」と警戒を強めている。

 「欧米や東南アジアで感染が拡大している。これまでの中国と比べものにならないレベルで感染者が日本にやってくる」。19日の政府専門家会議後の記者会見で、厚生労働省のクラスター(集団)対策班の西浦博・北海道大教授(理論疫学)は何度もそう繰り返し「丸腰で受けると大規模流行が起こる」と警戒を呼び掛けた。

 国内で最初に感染者が確認されたのは1月中旬。流行の震源地となった中国・武漢への滞在歴があった感染者は13人見つかり、その後の感染拡大は中国からの帰国者や訪日客によって持ち込まれたウイルスが由来だったと考えられる。

 だが、中国での流行は下火になり、3月か…

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