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感染者激増、そして医療崩壊…大阪ー兵庫往来自粛の根拠となったシビアな試算の意味

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大阪府庁
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 大阪府の吉村洋文知事が大阪―兵庫間の往来自粛を要請した際、根拠となった厚生労働省の専門家の試算が盛り込まれた文書が注目された。4月上旬に2府県の感染者が計3300人を超えるというショッキングな数字をどう読み解けばよいのか。文書作成に携わった国立保健医療科学院健康危機管理研究部の斎藤智也部長に話を聞いた。

「重症者の医療提供が難しくなる可能性あり」

 3月16日付の文書は厚労省のクラスター対策班の試算で、2府県で感染経路が特定できない感染者が増加しているため、「見えないクラスター連鎖が増加しつつあり、感染の急激な増加が既に始まっている」と指摘。感染者数が3月19日までに78人、20~27日に586人、28日~4月3日に3374人になると試算し、「来週には重症者への医療提供が難しくなる可能性あり」と医療崩壊の可能性に言及している。23日現在の感染者は大阪で134人、兵庫で113人となっている。

 試算は感染経路不明の感染者が増加している東京都、大阪府、兵庫県で算出。直近2~3週間の陽性者の推移や、感染経路を追えない「リンクなし」の増加傾向などを加味して計算したという。

 厚労省は、ピーク時に入院治療が必要な大阪府内の感染者数を1万4960人(うち重症者は504人)と推計しているが、…

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