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論点

コロナ 中国への影響

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国は1月以降、都市封鎖などの強硬措置を相次いで打ち出した。感染拡大の焦点は、中国から欧州などに移り、中国政府は「感染のピークは過ぎた」と対策の成果を誇示する。とはいえ、政治や経済の混乱はいまなお続く。習近平政権にどのような影響を与えるのか、専門家に聞いた。

 中国は今、新型コロナウイルスの封じ込めから、原状回復へと大きく局面を転換しようとしている。ただ国内では最も重要な政治日程である全国人民代表大会(全人代=国会)が延期されたままで、感染が沈静化しない限り、開催の見通しは立たない。経済立て直しのため、武漢市でも許可制で大規模工場を再開したが、労働者が戻れないところもあり、生産活動全般が正常化するにはまだ時間がかかる。国内総生産(GDP)への悪影響も大きい。

 国内政治や経済だけでなく、外交日程も相当荒れている。習近平国家主席の国賓訪日延期だけでなく、4月に予定されていた中国と中東欧諸国との会議もキャンセルとなるだろう。当然、国内の回復を優先するから、「一帯一路」構想で沿線国に流し込む資金の手当ても苦しくなる。一帯一路は中国から資金が流れることで維持できるシステムのため、経済力に依存してきた中国の外交は厳しい局面に入るかもしれない。

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