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福田隆さん、隆太さん=江戸組みひもの技を受け継ぐ

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作業する組み台は職人ごとにあり、隆さん(右)、隆太さん専用のものを使う。天板は心を映す「鏡」と呼ぶ。
作業する組み台は職人ごとにあり、隆さん(右)、隆太さん専用のものを使う。天板は心を映す「鏡」と呼ぶ。

福田隆(ふくだ・たかし)さん(59)、隆太(りゅうた)さん(27)

 カラン、コロン……。江戸の名残が漂う東京・日本橋富沢町の工房から、絹糸を組む軽やかな音が聞こえてくる。

 「糸偏の字を思い浮かべてください。結、紡、絆、縁……。私たちの仕事は糸を通して人と人とをつないでいくこと。そこが組みひもの原点です」と隆さん。6色に染めた国産絹糸を重し入りの玉を使って組む「御岳組(みたけぐみ)」の帯締めには粋な江戸職人の魂が宿る。

 隆さんの父が始め、跡を継いだ工房の名は「龍(りゅう)工房」。昨年は創業130年を迎え、さらに隆さんが「現代の名工」となった。4年前から夏休みに親子で伝統工芸の技に触れるイベントを切り盛りするほか、映画「君の名は。」で主人公・三葉が祖母から受け継ぐ組みひものシーンを監修し、東京オリンピックの聖火リレーでは、日本橋を走る候補にも選ばれた。

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