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東京都で新たに41人感染 小池知事「重大局面」 28日の「K-1」は無観客に

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新型コロナウイルス感染者数などについて記者会見する小池百合子東京都知事(中央)=東京都庁で2020年3月25日午後8時13分、大西岳彦撮影

 東京都は25日、新たに男女41人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。都の1日の感染確認数としては最多で、最も多かった17人(24日)を大きく上回った。小池百合子知事は25日夜、緊急の記者会見を開き、「今が重大局面」として、今週末は外出を自粛するよう都民に強く要請した。

 新規患者のうち11人は、院内感染の疑いがあるとして、24日から外来診療を休止している「永寿総合病院」(台東区)の患者や医療従事者で、都は医療法に基づき立ち入り検査した。同病院の感染者数は24日までに発表していた4人(うち1人は死亡)と合わせ、15人となった。都は「クラスター(感染者集団)の可能性がある」と説明した。

都発表の陽性患者数の推移

 都内の感染者数はこれで212人となった。特に25日までの3日間の累計は74人となり、感染拡大のペースが速まっている。41人のうち、5人に渡航歴があり、10人以上の感染経路がたどれていないという。

 小池知事は、感染拡大を防止するため、平日はできるだけ自宅で仕事をし、夜間の外出は控える▽特に今週末は不要不急の外出を控える▽大学の授業開始日を遅らせる――などの協力を呼びかけた。さらに、このままの推移が続けばロックダウン(都市封鎖)を招いてしまうとして「(感染者が爆発的に増える)オーバーシュートの懸念が高まっており、重大な局面だ」と強調。一方で、都市封鎖の可能性は「今すぐということではない。助言をもらいながら政治的判断も必要になる」とも述べた。

 また都は、週末の28日に文京区で開催が予定されていた総合格闘技「K-1」のイベントについて、都が主催者と協議し、無観客試合になることが決まったことも明らかにした。K―1を巡っては、今月22日、埼玉県などの自粛要請を拒否して大規模イベントを開催したことが議論を呼んでいた。【大久保昂】

 和田耕治・国際医療福祉大教授(公衆衛生学)の話 現状はまだオーバーシュート(爆発的患者急増)とは言えないが、さらに患者が増える可能性はある。早めの対策が必要であり東京都の外出自粛要請は評価できる。ただ、都内でどれだけ人の移動をコントロールできるかは不透明。パニックになる必要はないが、各家庭で早めに予定の調整などを進めるべきだ。

東京都による自粛要請(今週)

【平日】

・仕事はできるだけ自宅で

・夜間の外出は控える

【週末】

・不急の外出は控える

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