赤字の近江鉄道、全線存続へ 廃止は地元のコスト増 滋賀

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全線の存続が決まった近江鉄道=滋賀県東近江市の八日市駅で2018年7月16日午後3時9分、石川貴教撮影
全線の存続が決まった近江鉄道=滋賀県東近江市の八日市駅で2018年7月16日午後3時9分、石川貴教撮影

 慢性的な赤字が続く近江鉄道(本社・滋賀県彦根市)の存続の是非について、滋賀県と沿線5市5町で設立された法定協議会「近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会」(会長・三日月大造知事)が25日開かれ、近江鉄道の全線を存続させることで合意した。利用者や沿線の住民などを対象に実施したアンケートの結果、存続を求める声が大きいと判断した。同協議会は2020年度中に運営形態や運行計画、財政負担などをまとめた「地域公共交通網形成計画」を策定する予定。県東部の住民の「足」を担った鉄路は当面の間、維持されることになった。

 近江鉄道は彦根▽近江八幡▽甲賀▽東近江▽米原――の5市と、日野▽愛荘▽豊郷▽甲良▽多賀――の5町を走り、営業キロは59・5キロ。年間3億円前後の赤字がかさみ、累積赤字は過去20年間で30億円以上に達する。沿線の人口減少も見込まれることから、同協議会などで話し合いが進められてきた。

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