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スミレの香り

/254 馳星周 画 田中靖夫

 先ほどの津田との電話で心に引っかかったものが、またわたしの神経を刺激した。

「待てよ……」

「どうした?」

「吉澤哲也を確保したとき、妹は逮捕されたのかと訊(き)いてきたと言っていたよな?」

「ああ。それがどうした?」

 わたしは口を閉じた。なにかがおかしい。吉澤祥子が犯した罪は、菊澤由紀恵の逃亡生活に手を貸したことだけだ。切羽詰まっていた吉澤哲也が気にかけるようなことだろうか。

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