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寄席 落語協会新真打ち 柳勢、愛嬌ある「粗忽の使者」=評・濱田元子

玉屋柳勢=横井洋司撮影

 落語協会(柳亭市馬会長)に春の新真打ち5人が誕生した。東京・鈴本演芸場の3月下席から披露興行が始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で社会に閉塞(へいそく)感が漂うなか、なんとか予定通りに開催。客席にはお祝いムードと、こんな時こそ笑いをという空気があふれる。

 昇進したのは、たん丈改め三遊亭丈助、春風亭一左、歌太郎改め三遊亭志う歌、柳亭市楽改め玉屋柳勢、三遊亭歌扇の5人だ。

 大初日21日は柳勢がトリを務めた。市馬門下初の真打ち。打ち上げ花火のように威勢のいい名前だ。万雷の拍手に迎えられ、にこやかに登場。「こうしてやらせていただいてありがたい」と感慨をのぞかせ、コロナの影響で終演後の打ち上げ宴会ができなくなったことを「玉屋になったのに打ち上げができない」とうまく笑いに昇華させる。

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