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教育支援NPO、パソコンとWi-Fi機器を無償貸与 安全利用の研修も

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ビデオ通話を使ったインターネット上の無料サービス「カタリバオンライン」を利用し、自宅にいながら全国各地の子どもやスタッフの大人と話し合う休校中の児童=茨城県つくば市で2020年3月11日午前11時1分、尾崎修二撮影
ビデオ通話を使ったインターネット上の無料サービス「カタリバオンライン」を利用し、自宅にいながら全国各地の子どもやスタッフの大人と話し合う休校中の児童=茨城県つくば市で2020年3月11日午前11時1分、尾崎修二撮影

 被災地などで教育支援をしてきたNPO法人「カタリバ」(東京)は、家にパソコンやタブレット端末がなく、経済的事情から自治体の就学援助を受けている子ども向けにノートパソコンとワイファイ機器を無償貸与する。新型コロナウイルス対策の休校を受け、教材会社や学習塾が無償でオンライン教材を提供しており、インターネットにアクセスしにくい家庭との教育格差が広がることを防ぐのが狙いだ。

 カタリバは教育支援活動の経験を生かし、休校で長時間家にいる子どもの居場所づくりやストレス緩和のため、ビデオ会議を使った無料のネットサービス「カタリバオンライン」(https://katariba.online/)を3月4日に始めた。英会話やヨガの授業配信だけでなく、日々の予定や感想を大人数でおしゃべりする「サークルタイム」も朝夕に設けた。利用者との対話を重視し、午前9時半から午後4時半まで話し相手のスタッフも常駐。現在400人超が会員登録している。

 子ども向けの機器の貸し出しは10世帯とし、市区町村から就学援助を受けている▽週2回以上はカタリバオンラインのサークルタイム(朝夕30分ずつ)に参加する▽貸与前に、安全なインターネット利用のための研修を親子とも受ける――などを条件とした。応募多数の場合は選考するか、申し込みを締め切ることがある。一方で、行政の休校解除の動きや資金の集まりなどを踏まえ、貸与台数の拡大も検討する。

 東京都が2017年に実施した子どもの生活実態調査では、「自宅でインターネットにつながるパソコン」について、困窮…

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