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静岡の国立ハンセン病療養所で専任所長不在続く 災害時の対応など危惧する声

国立駿河療養所内に立つ小鹿美佐雄会長=静岡県御殿場市神山の同療養所で2020年2月10日午前10時9分、垂水友里香撮影

 静岡県御殿場市のハンセン病療養所・国立駿河療養所で2019年4月以降、専任の所長が不在となっている。前所長の退任後、別の国立療養所のトップが併任し、所管する厚生労働省は待遇面の課題などから後任が見つからないとする。災害時の対応などの意思決定に遅れが出る可能性があり、関係者からは危惧する声が上がっている。

 駿河療養所には2月1日現在、ハンセン病回復者47人が暮らし、職員118人が対応している。医療の専門性が必要として、厚労省は所長を医師から採用してきた。18年4月に就任した前所長は健康上の理由から1年で退任。その後は多磨全生園(東京都東村山市)の石井則久園長が併任し、月に1~3回、東京から足を運んでいる。

 全国の国立療養所で入所者の高齢化が進む中、施設存続のため、入所者以外の診療受け入れや福祉施設の併設など、各地で将来像の検討が進められている。駿河療養所も05年に将来構想検討委員会を設置。所長は委員長を務める。

 入所者自治会の小鹿美佐雄会長(78)は「専任所長の不在で何をするにも時間がかかる。所長の不在は療養所自体がなくなってしまうのではないかとの不安につながる」と肩を落とす。一方、石…

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