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底力、粘り、果敢な攻め 王将防衛の渡辺 4月から全勝で挑戦決めた名人戦へ弾み

第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第7局で広瀬章人八段に勝利して王将位を連覇し、感想戦で対局を振り返る渡辺明王将=新潟県佐渡市の佐渡グリーンホテルきらくで2020年3月26日午後7時47分、竹内紀臣撮影

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 新潟県佐渡市で25、26の両日行われた第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第7局。渡辺明王将(35)が挑戦者の広瀬章人八段(33)に勝ち、4勝3敗で2連覇・通算4期を達成した。棋王・棋聖とともに3冠を保持し、4月に開幕する名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)で豊島将之名人(29)に挑む。

 今シリーズはフルセットの苦しい戦いとなったが、最後に渡辺の底力が光った。

 今年に入って王将戦のほか、棋王戦、名人戦A級順位戦、叡王戦トーナメントなど重要な対局が続いた。渡辺はハードなスケジュールの中でも次々と勝利を収める。棋王戦は防衛で8連覇を果たし、A級順位戦は史上4人目の全勝での挑戦を決めた。

 そのさなかにあった王将戦は、一進一退の状況が続いた。渡辺の持ち味の大局観の明るさ、決断のよさは随所で光ったが、無冠返上にかける広瀬の研究と積極的な指し回しもさえ、第4局までいずれも先手番が制する戦いとなった。ところが、渡辺自身が有利とみる先手番だった第5局を失い、カド番に追い込まれる。そこから渡辺は驚異的な粘りを見せる。第6局は序中盤は不利な形勢となったが、終盤に逆転して勝利。第7局は飛車角を切っての果敢な攻めを見せて勝ちきった。

 王将4期は、大山康晴十五世名人の20期、羽生善治九段の12期、中原誠十六世名人の7期に次いで4位タイ。3冠を堅持し、4月からの名人戦に弾みをつけた。【山村英樹】

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