佐藤・大津市長、給与を事実上「引き上げ」 厳しい財政状況なのになぜ? 説明なく

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就任後初の編成となる2020年度当初予算案を説明する大津市の佐藤健司市長=市役所で2020年2月13日午後1時、成松秋穂撮影
就任後初の編成となる2020年度当初予算案を説明する大津市の佐藤健司市長=市役所で2020年2月13日午後1時、成松秋穂撮影

 大津市が、1月に就任した佐藤健司市長の給与のカット率を4月から1割とする条例案を市議会に提出している。市の厳しい財政状況を背景に、越直美前市長は2016年度から給与の3割カットを続けて来た。市財政の厳しさに変わりはなく、新型コロナウイルスの感染拡大で滋賀県でも経済への影響が懸念される中、市長の給与を年300万円前後引き上げる議案にもかかわらず、市議会でも議論は深まっていない。開会中の市議会2月議会の最終日となる27日に条例案は可決される見通しで、専門家は「なぜ引き上げるのか、市民に説明する必要がある」と指摘する。

 市は毎年、市長などの特別職の給与をカットする条例案を市議会に提出しており、今回はカット率を1割にする内容。市長給与のカットは04年度から始まり、当初は1割カットが続いていた。12年度に本給自体が引き下げになったため、カット率は一時期を除き3・8%に縮小されたが、越氏が2期目となった16年度からはカット率は3割まで引き上げられていた。

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