台風19号 箱根登山鉄道 復旧工事、着々と 7月下旬にも運行再開 /神奈川

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 箱根登山鉄道は26日、2019年10月の台風19号の被害で運休している箱根登山電車について、7月下旬に運行を再開する見込みと発表した。当初は秋ごろの再開見込みだったが、周辺住民の協力で夜間にも工事ができたことや、降雪量が少なく想定より施工時間が確保できたため、数カ月早まった。

 箱根登山電車は台風19号の豪雨で、小涌谷駅に近い蛇骨陸橋が土砂で押し流されるなどしたため箱根湯本―強羅駅間を運休し、復旧工事を進めている。

 同社によると、蛇骨陸橋付近は険しい山岳部分のため難工事が予想されたが、これまでに新たな陸橋の基礎となるくい打ちが終わり、線路を敷設する部分もほぼ完成。土石が流入した大平台駅付近の大沢橋梁(きょうりょう)は岩石が取り除かれ、橋部分は健全だった。県が同時に行っている崩れた山の斜面の安全対策工事も順調に進んでいるという。

 府川光夫社長は「お客様に安心して乗車していただくことが第一。工事完了後も設備点検や作業員らの習熟などやることはたくさんあるが、運行再開後は箱根観光を楽しんでもらいたい」と話した。【渡辺明博】

あわせて読みたい

注目の特集