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セカンドステージ

阿川佐和子さんに聞く/下 認知症の介護、尊厳を大切に

「老人初心者の心得」についてインタビューに答える阿川佐和子さん=宮本明登撮影

 <くらしナビ ライフスタイル Second Stage>

 「高齢者」の仲間入りをした阿川佐和子さん(66)が説く、初心者向けの心得。2回目はアガワ流認知症との付き合い方、尊厳を大切にした介護の在り方とは何か。

 ●順応し「面白がる」

 ――認知症のお母さまの介護もされています。病気との付き合い方は?

 若い頃しゃんとしてた親が幼児化したり、何でもすぐ忘れたりするとショックだし、人間が壊れていくのを見るのは悲しい。初期は訓練すれば戻ると思って、うちも脳トレとか漢字ドリルをやらせましたが、戻りません。ではどうすればいいかというと、慣れること。日常的動作ができなくなって本人も不安なのに周りから怒られるし、家族も受け入れられないから衝突する。あの時期が一番つらい。反省を込めて言えば、家族が認知症になったら、なるべく早く状況に順応して「面白がる」こと。イライラすることもあるけれど、おかしいこともいっぱい転がっています。

 それに、ある程度認知症が進むとけんかしても母は忘れているから仲直りが早い。慣れるのに2年ぐらいかな。原稿のネタにもなります。「佐和子が結婚したの? だれと?」と何度も聞く。「この人、私の旦那さん」と言うと「えーっ」と今でも驚きます(笑い)。

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