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こんな時こそ花を… バラ生産者がPR 奈良・平群

色とりどりのバラが並ぶ「ヘグリローズ」=平群町福貴で2020年3月24日、熊谷仁志撮影

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 新型コロナウイルスの感染拡大でイベントが減り、花卉(かき=観賞用の植物)業界が打撃を受けている。関係者は「沈みがちな気持ちを春の花で少しでも明るくしてほしい」と活用を呼びかける。

 奈良県平群町福貴の「平群温室バラ組合」。1973年に結成され、大都市近郊の質の良いハウス栽培のバラの産地として発展した。現在は谷田昌信組合長(53)ら組合員4人が約2ヘクタールの農地にある温室で、年20万本以上の切り花(約50種類)を大阪の市場を中心に出荷。東京オリンピックを意識し、2年前に大田市場(東京都大田区)にも進出した。

 谷田組合長によると、3月は卒業式や送別会など行事が多く、花の需要が高まる時期。しかし、今年は需要低迷の影響で市場価格が2割程度安くなっている。暖冬でハウスの燃料費が低く抑えられたため打撃が緩和されたというが、先行きは不透明だ。5月第2日曜日(今年は10日)の「母の日」が年間で最も出荷が多いピークを迎える。谷田組合長は「東京五輪の行方を含め、先が見えない不安は消えない。早い収束を願うだけ」と話す。

 花卉の需要低迷を受け、農林水産省は家や事務所を花で飾る「花いっぱいプロジェクト」に取り組む。その成果もあり、組合の共同選花場に隣接するバラ販売店「ヘグリローズ」の来店者数は例年と大きな変化はないという。毎年、町立3小学校の卒業生に記念のバラを1本ずつ渡しており、今年も規模が縮小された卒業式で贈った。湯浅由弥子(ゆみこ)店長(47)は「『1本だけでは寂しい』と買いに来た町民の方がいました。わざわざ県外から訪れる人も多いです」と話していた。【熊谷仁志】

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