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安田賢治のここだけの話

女子の躍進が顕著だった今年の東大入試

2020年 東大合格者学校別人数

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 今年の東大合格者の学校別合格者数を見ると、表の通り185人合格の開成が39年連続トップとなった。2位は筑波大付駒場の93人、3位は過去最高の合格者数となった桜蔭の85人だった。

 今年の東大入試では女子の躍進が目立った。一般入試では女子の合格者が増えた。学校別では、桜蔭が昨年より19人増、女子学院も6人増の33人などとなった。共学校でも合格者が増えたところが目立った。

 逆に、振るわなかったのが男子校だ。麻布は37人減の63人、聖光学院が31人減の62人、筑波大付駒場が26人減の93人だった。今年の東大入試は男子に厳しかったといえる。

 大手予備校によると、「今年は英語と数学が難しく、特に数学は難し過ぎてあまり得点差がつかず、英語の成績で差がついたようだ。その結果、英語の得意な生徒の多い女子の合格者が増えたのではないか」と分析する。

 その結果、一般入試の女子の割合も昨年の16.9%から18.5%にアップした。東大によると、推薦入試、一般入試に外国学校卒業学生対象の特別選抜で合格した女子を含めると、その割合は19.6%になった。

 今回で5回目となる推薦入試では、女子の合格者が過去最高の33人となり、その割合は45.2%に達している。この他にも、東大は9月入学のPEAK(教養学部英語コース)のための学部英語コース特別選考選抜を実施している。この方式での合格者は、昨年は63人中38人が女子だった。今年の選抜でも同様の結果になると、春、秋を通じての女子の割合は2004年(21%)以来の20%超えになりそうだ。

 ところで、東大の推薦入試の募集人員は100人だが、これまで定員を満たしたことが一度もなく、今年も合格者は73人にとどまった。定員充足を目指し、来年から学校推薦型選抜(今年までの推薦入試)の応募方法が変わる。

 これまでは1校2人までしか出願できず、男子1人、女子1人だったが、来年からは1校4人まで、男子3人、女子3人まで出願できるようになる。一般入試で東大合格者が多い高校は、男女別学校が多い。その学校からは今までは1人しか出願できなかったのが、来年からは3人まで出願できるようになる。この制度変更が、どのような影響を及ぼすのか注目だ。【大学通信常務取締役】

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