メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

週刊テレビ評

今期冬ドラを振り返る 圧巻の吸引力「テセウスの船」=碓井広義

碓井広義 上智大教授

 最終回が放送された今期の冬ドラマのベスト3を紹介したい。

 原作とは異なる「共犯者」を明かして最終回を盛り上げたミステリー「テセウスの船」(TBS系)。まさか父親の介護をしていた目立たない青年、田中正志(せいや)だったとは。意外性では驚かされたが、登場人物としての存在感が希薄で小物だったため、中には拍子抜けした人もいたのではないか。無理に原作と差別化を図る必要があったか、少々疑問が残る。

 柴崎楓雅が好演した主犯の少年、加藤みきおを手助けしたのは、30年後の本人(安藤政信)だったというのが原作だ。そのアイデアは、タイムスリップという設定を生かす意味でもインパクトがあっただけに残念。とはいえ、謎の引っ張り方が巧みで、今期ドラマの中で視聴者に「次を見たい」と思わせる吸引力ではトップだった。

この記事は有料記事です。

残り713文字(全文1059文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新たに感染30人確認、国内計1万7336人 11人亡くなり死者は876人

  2. 摂津市、事務ミスで1500万円過大還付 60代男性「使ってしまい、返還困難」

  3. SNS嫌がらせ投稿「利用停止を」事業者団体が緊急声明 木村花さん死去受け

  4. 兵庫、来月1日休業解除方針 新生活習慣「ひょうごスタイル」も公表

  5. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです