神戸の舞子高生2人、丸森の2小学校に寄付金 訪問し手渡す 教育活動全般や衛生用品に使用 /宮城

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
(右から)寄付金の目録を手渡した舞子高の山元真夏さんと村上敬規さん、受け取った丸森小の菊地禎広校長と金山小の長谷川修一校長=宮城県丸森町立丸森小で 拡大
(右から)寄付金の目録を手渡した舞子高の山元真夏さんと村上敬規さん、受け取った丸森小の菊地禎広校長と金山小の長谷川修一校長=宮城県丸森町立丸森小で

 兵庫県立舞子高校(神戸市垂水(たるみ)区)の生徒2人が26日、台風19号で被災した丸森町を訪れ、有志で集めた寄付金計16万円の目録を町内の2小学校の校長に手渡した。【滝沢一誠】

JR山陽線垂水駅前で募金活動する舞子高の生徒ら=神戸市垂水区で(舞子高・小寺真穂教諭提供) 拡大
JR山陽線垂水駅前で募金活動する舞子高の生徒ら=神戸市垂水区で(舞子高・小寺真穂教諭提供)

 2人は普通科2年の村上敬規さん(17)と環境防災科1年の山元真夏さん(16)。舞子高は阪神大震災の経験から2002年に全国で初めて防災を専門に学ぶ環境防災科を設立するなど、災害に関する関心が高く、同科以外の生徒もボランティアや募金活動に取り組んでいる。

 2人は19年12月、台風の被災地支援のため、同校や近隣の中高生と一緒に同区内の駅前で募金活動をした。その際、「その金はどう使われるのか?」と疑問を抱き、神戸を拠点にボランティアに取り組む荒井勣(いさお)さん(74)に尋ねたところ、「直接渡しに行ったら」とアドバイスされた。同月に丸森町を訪れた荒井さんが仲介し、今回の訪問が実現した。

 町立丸森小を訪問した2人は、同小の菊地禎広校長と、台風で校舎が被災して同小校舎を間借りしている町立金山小の長谷川修一校長に、それぞれ8万円の目録を渡した。両校とも教育活動全般に使うほか、丸森小では新型コロナウイルス感染予防のための衛生用品にも充てる予定。

 学区全体が浸水などの被害を受け、校舎も20年度の夏休み明けにようやく復旧する予定の金山小。長谷川校長は「浸水した家の片付けで大人が忙しく、子供たちの心が一時期荒れてしまった。心のケアも大事だと実感した」と話す。前日に同小校舎を訪れた村上さんは「関西も18年の台風で被災し、とても人ごととは思えなかった」と話した。

 丸森小の菊地校長は「新しい災害が次々と起こり、台風被害も風化しつつある中、息の長い支援はありがたい」と、遠方から訪れた2人に感謝。山元さんは「心のつながりが大切だと思った。これからさまざまな経験をする中で、こうしたつながりを大事にしたい」と誓った。

あわせて読みたい

注目の特集