メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

森健の現代をみる

原発事故に新たな視点『孤塁』 今回のゲスト 吉田千亜さん

対談する森健さん(左)と吉田千亜さん=東京都千代田区で2020年3月6日、梅村直承撮影

 東日本大震災から9年、膨大な報道がなされてきた。しかし光が当たらなかった事実もある。ジャーナリストの森健さんが、原発事故で命がけの活動をしていた消防士たちを追った『孤塁』(岩波書店)の著者、吉田千亜さんを招いて取材の苦労や狙い、ノンフィクションの役割などを論じ合った。【構成・栗原俊雄、撮影・梅村直承】

 森 『孤塁』を読みました。分刻みのようなディテールの積み重ねが印象に残りました。福島原発に近い双葉郡の消防士たちへの丁寧な聞き取りで、「ここまでやれば伝わってくるものが違う」と感じました。取材のきっかけは何だったのですか。

 吉田 最初は初期被ばくのことを調べようと思いました。その中で双葉消防本部の人たちの活動=注<1>=を知ったのです。「これは、とんでもないことが起きていたんだ」と、できるだけたくさんの人の話を聞きたいと思いました。それで2018年10月から本部に通い、当時活動していた人の約半数、66人から話をうかがいました。

この記事は有料記事です。

残り3109文字(全文3528文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「五輪予算で都民の命救える」早期中止訴え 宇都宮氏が都知事選出馬会見

  2. フジテレビ、「テラスハウス」打ち切り 木村花さん急死で

  3. 国民民主「10万円再給付を」「消費税5%に」追加経済対策案 

  4. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

  5. 北九州市で5日連続の感染確認、計22人に 施設を臨時休館

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです