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熊本地震後に乳がんと闘った妻へ 「今もこの先もずっと“5人”」 父子4人初めての春

 2016年の熊本地震の避難生活で乳がんの発見が遅れ、昨年5月に34歳で亡くなった梶原瑠美子さんの夫豊三(とよぞう)さん(40)と幼い子ども3人が、妻であり母を失って初めての春を迎えている。瑠美子さんが他界して10カ月。日に日に成長する子どもたちの口から母のいない寂しさも漏れ始め、悲しみから抜け出せない豊三さんの胸を締め付ける。地震発生から4月で4年となる。闘病する瑠美子さんを取材し続けた記者が、熊本県南阿蘇村の豊三さんを久しぶりに訪ねた。【佐野格】

 3月18日の昼過ぎ、春の陽気に包まれた熊本県菊陽町の公園に、豊三さんと子どもたちの姿があった。長男蒼佑(そうすけ)さん(8)、次男琉心(りゅうしん)ちゃん(6)、三男碧志(あおし)ちゃん(4)が芝生でボール遊びをしてはしゃいでいた。一緒に遊んでいた豊三さんが一息ついて言った。「子どもには俺しかいないから、俺で(母親と)2人分と思ってくれたらいい。うちが特別ってわけでもないでしょ」。優しい目は子ど…

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