メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

余録

24年前の3月28日、政界のドンといわれた…

[PR]

 24年前の3月28日、政界のドンといわれた金丸信・元自民党副総裁が亡くなった。大手建設会社からの不正献金を蓄財し、巨額の脱税をしたとして東京地検特捜部に逮捕・起訴され、裁判が続く中だった▲金丸氏は逮捕の前年、東京佐川急便から5億円の裏献金を受け取っていたことが発覚した。だが特捜部は本人から事情聴取をせず、罰金20万円の略式起訴で済ませた。国民から「政治家を特別扱いした」と非難が湧き起こる。検察庁の看板には怒りのペンキがかけられた。検察は脱税事件の摘発で、失った国民の信頼をようやく取り戻した▲今の検察官は何を思うのか。東京高検検事長の定年延長問題をめぐる波紋は収まる気配がない。政府は政権に近い人物を検察トップの検事総長にすえて政界への捜査を妨げようとしているのではないか。国民がそんな不信感を持ち続けるのは検察にとってマイナスでしかない▲内閣に任命権があるとはいえ、この異常な人事に法務・検察首脳は抵抗しなかったのか。国民に説明すべきだという声が内部から上がるのも当然だろう▲金丸氏への捜査で検察不信が高まった時、法務・検察首脳はロッキード事件を指揮した吉永祐介・大阪高検検事長を異例の抜てきで東京高検検事長にする。「ミスター検察」はその後、検事総長に就任し、検察の立て直しにあたる▲吉永さんは記者会見で語った。「我々は汚れたところをきれいにするどぶさらい」。国民が求めるものを、検察は今一度思い起こしてほしい。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 札幌で最多46人感染 芸能事務所でクラスター「メンバー体調不良でもイベント」

  2. #排除する政治~学術会議問題を考える 「だんまり決め込むなら、学術会議はなくなったらいい」木村幹教授の痛烈投稿 その真意は

  3. ORICON NEWS 映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』興収15億円突破 週末ランキング6週連続TOP5

  4. 大阪市4分割ならコスト218億円増 都構想実現で特別区の収支悪化も 市試算

  5. 特集ワイド 首相、答えよ 田中真紀子元文科相×村上誠一郎元行革相 すり替え、安倍さんを踏襲/異論封じ込め「恐怖政治」に

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです