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東京を含めた1都9県の空を、米軍が掌握し続けている。通称・横田空域の存在だ。米軍は即応態勢を維持するための訓練を依然として続けており、北朝鮮の脅威に加え、拡大する中国の動きに警戒を強める。日本政府も米軍との「一体化」を進め、空の支配を容認しており、戦後75年の今もなお、首都の空が日本に戻る気配はない。【「米中のはざまで」取材班】
「最も喫緊な脅威は北朝鮮だが、長期的な最大の脅威は中国だ」。在日米軍兼第5空軍司令官のケビン・シュナイダー中将は2月25日、東京都内での記者会見でこう語り、中国について「インド・太平洋で挑発行動を続け、東シナ海、南シナ海の平和と安全に挑戦を突きつけている」と述べた。
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