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藤原帰一の映画愛

グリーン・ライ エコの嘘 うわべだけの環境保護、ウソを暴きに世界へ

 おまえは環境にいいことをやっているのか。そんな質問をされたら、答えに困ります。買い物袋を持ち歩き、産地のわかるお野菜を買うようには努めていますが、だからといって地球温暖化を阻止したという自信はない。生ぬるい環境意識だと指摘されたら返す言葉がありません。

 では、地球と人間が共存するためには何をどこまで変えるべきなのか。さまざまな議論のなかには、過度な消費に依存したこれまでのライフスタイルを変えるべきだというものがあります。古くはスモール・イズ・ビューティフルを唱えたエルンスト・シューマッハー、あるいは現代文明を根底から批判し続けたイヴァン・イリッチが代表でしょう。文明の転換を求める、ラディカルなエコロジーです。

 この視点から見ると、サステナブルな経済を目指すなどといった企業の努力目標は、耳当たりのいい言葉で環境破壊の実態を覆い隠す隠蔽(いんぺい)工作に過ぎません。きれいごとで塗りつぶすという意味のホワイトウォッシングという言葉をもじって、グリーンウォッシングなどという言葉も使われています。

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