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息子奪われた女性、犯罪被害者遺族への支援拡充に込めた思い 兵庫・明石

犯罪被害者遺族への支援拡充のための改正条例が市議会で可決され、傍聴席で支援者と喜ぶ曽我部とし子さん(左)=兵庫県明石市で2020年3月23日午後3時26分、浜本年弘撮影

 犯罪被害者の遺族支援を拡充させた改正条例を可決した3月23日の兵庫県明石市議会の傍聴席に、改正のきっかけを作ったある女性の姿があった。1996年に殺人事件で長男を亡くした曽我部とし子さん(74)=明石市。長男を刺殺した男は当時、刑事責任能力が問えずに不起訴となり、裁判で真実を知る機会さえ奪われた。条例改正で加害者の刑事責任が問えないケースでも特例給付金が遺族に支給されることになり、とし子さんは「やっと犯人がいたと公式に認められた」と涙を流した。

 とし子さんの長男、雅生(まさお)さん(当時24歳)は96年6月9日、明石市内の繁華街の路上で包丁で刺され、命を奪われた。刺したのは見知らぬ男。殺人容疑などで逮捕されたが、心神喪失が認定され、半年後に不起訴になった。事件を調べた検察からは「措置入院させた」との電話があっただけだった。

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