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山口県周南市の県立周南総合支援学校の男性教員が2019年11月、高等部の生徒らを前に「朝からお姫様抱っこしてもらって、何でかなって考えてください」などと発言していたことが、関係者への取材で判明した。車いすなどへの移乗で抱きかかえられる介助が必要な生徒がおり、県教委は「配慮した言葉遣いが必要だ」として校長に教員への指導を指示した。
関係者によると、男性教員の発言は19年11月1日、高等部の生徒が集まった校内での朝礼であった。肢体不自由や知的障害がある生徒らに「指導されることに感謝(の気持ち)を持つことはとても大事です」と諭し、介助が必要な生徒を念頭に「朝からお姫様抱っこしてもらって、何でかなって考えてください」などと促した。
教員の発言を知った保護者らが「教育者が『指導されることに感謝してください』と、障害のある子供を前に言うことに不安を感じる」と県教委に訴え、発覚した。県教委特別支援教育推進室の岡崎浩一主幹は「学校からの報告で大きな問題ではないと捉えたが、不愉快に思う人もいるので、配慮した言葉遣いが必要だと指導するよう、校長に口頭で指示した」としている。
周南総合支援学校の小野倫代校長は「誤解があったことは申し訳なかった。今後、発言には気を付けるよう該当教員を指導した」と釈明している。【松本昌樹】
2016年4月に施行された障害者差別解消法では、障害のある子供が十分な教育を受けられるよう、学校生活での障壁を取り除く「合理的配慮」が求められている。弁護士で同法の策定にも携わった東俊裕・熊本学園大教授は「教員は、子供が持つ可能性を最大限引き出すという立場に立った発想で対応するのが当然だ。車いすへの移乗も(子供が一人で)乗り物から降りられないなら移動手段を提供する必要がある。それが障害者差別解消法が規定する合理的配慮だ。『やってやっているんだ、それをどう思うか』という言い方はない。法律上それが義務かどうかを議論する前の、教育者としての目線の問題だ」と指摘する。【松本昌樹】
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