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甲南大生自殺、ハラスメント委調査「闇のまま」 議事録非開示 外部専門家参加せず

所属していたクラブを強制退部させられた男子学生が別の部に入部を申し込んだ際、対応した部員から受け取った無料通信アプリ「LINE(ライン)」のメッセージ。「ブラックリスト入りしてることは事実ですよね」などと記されている=2020年3月25日撮影

 2018年に神戸市の甲南大2年だった男子学生が「学園祭の模擬店の売上金を横領した」などの誤った情報を理由に文化系クラブを強制退部させられ、そのうわさが広まったことで自殺した問題で、学生は生前、学内の「キャンパス・ハラスメント防止対応委員会」に苦情を申し立てていた。同委が「ハラスメントと認定しない」との結論を出した約1カ月後、学生は命を絶った。学生の死を防ぐための仕組みは大学になかったのか。自殺するまでの経緯を振り返り、ハラスメント委がどのような組織かを探りたい。

 男子学生が残した記録や遺族の話などによると、18年3月に「学生が(17年11月の)学園祭の模擬店の売上金を横領した」などの誤った情報が上級生の部長らによって部員に広められ、学生は退部勧告を受けた後に強制退部させられた。部長は、学内の25の文化系団体の部長らで構成する文化会部長会でも学生の入部を拒否するよう要請。また、男子学生が会長を務めていた神戸、大阪などの大学クラブで作る文化系団体にも学生を強制退部させたことが通知された。

 学生は強制退部させられた後、学内の複数の文化系クラブに入部を申し込んだが、遺族によると、部員や顧問の教授から「やったことの重さが分かっているか」「ブラックリスト入りしていることは事実」「要注意人物と見なさざるを得ない」などと言われていた。

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