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肥前評論

これも一局 /佐賀

 先日、将棋の王将戦第6局が上峰町であった。新型コロナウイルスの影響で、恒例の前夜祭や大盤解説が中止となり寂しかったが、対局は終始激しい戦いで、さすがにいま最も勢いのある渡辺明王将と挑戦者の広瀬章人八段だと思わせた。

 前夜祭に代わり催された関係者食事会で、私の斜め向かいに座った広瀬八段に、将棋界を席巻するAI(人工知能)について問うてみた。彼はデータ整理などに利用しているが、全幅の信頼を寄せているわけではないとのことだった。「形勢が悪いとじり貧の手を選んじゃうんです」と言う。

 AIと人間の一番の違いはイチかバチかをできるかどうかだ。劣勢の時、人間は善悪不明の一手を放ち泥沼の戦いに相手を引きずり込む。が、AIにはそんな妖しい手は指せない。あくまで正統の、理にかなった手を選び「じり貧」の負けに甘んじてしまう。

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