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100年カンパニーの知恵

膨大な同業者が退場していった中で、彼らが日々を重ねられた理由は何か。幸運や巡り合わせというだけでは見過ごしてしまう細部があるに違いない。その知恵を広く共有すべく、じっくり語っていただいた。

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100年カンパニーの知恵

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西村書店社長の西村正徳さん=東京都千代田区で
西村書店社長の西村正徳さん=東京都千代田区で

 <since 1916>

 西村書店社長、西村正徳さん(74)の父誠吾さんは、先代の亥三郎さんが新潟市の繁華街で開いた古書店を昭和10年代に受け継ぐ。間もなく手を付けたのが、店舗の移転だった。

 古書を扱っていた小さな店が、100年後の今につながる医学書中心の書店へと衣替えしたのは、店を構えた場所が、旧制新潟医科大学(現新潟大学医学部)の教員、学生の通学路だったからだ。

 西村さんは幼いころから家業を手伝い、1968年に早稲田大学を卒業すると、誠吾さんの仕事を支えた。6年後、株式会社化し、3代目の社長に就任した西村さんが手がけたのが、海外の医学書の輸入事業だった。

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