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迫られる“命の選択” 「誰を死なせ誰を生かすか」 苦悩するイタリア・スペイン

イタリア北部の病院の集中治療室で治療を受ける新型コロナの患者=AP

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないイタリアやスペインでは、事実上の医療崩壊が起きている。現場では生存する可能性がより高い患者を優先する「命の選択」を迫られている。

 「誰を死なせ誰を生かすべきか、私たちは決めなければならない」

 米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(NEJM)は3月18日、感染拡大が深刻なイタリア北部の病院で勤務する男性医師の苦悩を伝えた。

 感染者の増加が続く北部の医療現場では、回復する可能性が高い患者の治療が優先されている。人的・物的に限られた医療資源を最大限に活用するため、災害など非常事態にとられる措置だ。

 重症の肺炎患者の治療には人工呼吸器が不可欠だが、必要な患者すべてに行き渡らない状態が続く。回復までに2週間以上装着が必要な例もあるなど治療の長期化も不足に拍車をかける。

 収容能力も限界を超えている。緊急でない手術は延期され、手術室は一時的な…

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