アムールトラやツシマヤマネコ… 京大が希少動物の卵巣を凍結保存

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原始卵胞を卵子に育てる研究に取り組む藤原摩耶子・日本学術振興会特別研究員=京都市左京区の京都大野生動物研究センターで2020年2月13日午後3時24分、宮川佐知子撮影
原始卵胞を卵子に育てる研究に取り組む藤原摩耶子・日本学術振興会特別研究員=京都市左京区の京都大野生動物研究センターで2020年2月13日午後3時24分、宮川佐知子撮影

 絶滅危惧種などの哺乳動物が死んだ後、卵巣組織を採取して凍結保存するプロジェクトを京都大が進めている。これまでに、アムールトラやツシマヤマネコなど約30種の卵巣を集めた。組織に含まれる未成熟な卵子を育てる研究にも取り組んでおり、体外受精させる技術を確立させ、希少な野生動物の人工繁殖につなげる狙いがある。【宮川佐知子】

 動物園などで行われる人工繁殖は、採取が簡単で数も多い精子を使い、雌の体内で受精させる方法が主流。一方、1年に1回しか排卵しないパンダなど、受精能力のある卵子を採取できる機会は少ない。採取できたとしても、細胞が大きく水分を多く含むため、凍結保存が難しいという。

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