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駐車場に野戦病院、TGVで患者搬送…仏、近づく限界 高齢感染者の治療制限も

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新型コロナウイルスの患者をドイツやスイスの病院に搬送するため仏軍ヘリに乗せる医療関係者=仏東部ストラスブールで30日、ロイター
新型コロナウイルスの患者をドイツやスイスの病院に搬送するため仏軍ヘリに乗せる医療関係者=仏東部ストラスブールで30日、ロイター

 欧州ではイタリアとスペインを中心に新型コロナウイルスによる死者が2万人を超え、その数は全世界の7割以上を占める。周辺国の死者、感染者も増え続け、「医療崩壊」を避けるため綱渡りの状況だ。フランスやベルギーでは高齢の感染者の治療を制限する動きもみられ始めた。

 イタリアとスペインに隣接するフランスは3月30日現在、感染が確認された約4万5000人のうち5107人が重篤だ。感染拡大前の集中治療用の病床数5000床を超えており、政府は1万4000床まで増設を急ぐ。首都パリと東部に患者は集中。仏軍は東部ミュルーズの基幹病院の駐車場に「野戦病院」を設営したが患者の増加に追いつかず、国境に近いスイスとドイツの医療機関が患者を受け入れた。

 高速鉄道TGVを使った患者搬送も26日から始まった。客席を特別な布で防護し、患者の呼吸の管理に必要な医療機器が積み込まれた。1両に4人の患者を乗せ、救急医や看護師ら6人程度のチームが同乗する。パリの救命救急チームが全体の指揮を執り、第1便となった26日は患者20人が東部ストラスブールから比較的医療資源に余裕のある西部アンジェに送られた。

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