地下鉄売店、最後の勤務 お客さんに「ありがとう」 新型コロナで雇い止め

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お客さんや友人らに見守られ、売店を閉める後呂良子さん(右)=東京都中央区の地下鉄駅で2020年3月30日、東海林智撮影
お客さんや友人らに見守られ、売店を閉める後呂良子さん(右)=東京都中央区の地下鉄駅で2020年3月30日、東海林智撮影

 地下鉄の売店で非正規雇用の契約社員として13年間働いてきた東京都内在住の後呂(うしろ)良子さん(65)が3月30日、最後の勤務を終え、失職した。会社の定年での雇い止めだが、期待していた雇用延長は、「新型コロナウイルスの影響が不透明」として実現しなかった。東京都中央区の地下鉄日比谷線八丁堀駅の売店には、友人やお客が次々と訪れ、花束を渡すなどして激励した。

 後呂さんは、この日も「会社はコロナで人件費削減 私は3月末で失職」「13年間ありがとうございました」のゼッケンをつけて就業した。会社は「就業規則に反する」としてゼッケンを外すよう求めたが、後呂さんは「お世話になったお客さんにきちんと伝えたい」と多くの時間、ゼッケンをつけた。

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