県条例、種の多様性守る ソバ、野沢菜 安定供給を きょう施行 /長野

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「信州新町は昭和30年代までは採種の王国でした」と振り返る渡辺啓道さん=長野市信州新町で
「信州新町は昭和30年代までは採種の王国でした」と振り返る渡辺啓道さん=長野市信州新町で

 米や麦などの種の生産を都道府県に義務付ける「主要農作物種子法」(種子法)が廃止されたことを受け、県は種子法の代わりとなる「主要農作物及び伝統野菜等の種子に関する条例」を策定し、1日に施行される。

 種子法は、戦後の食糧難解消に政府が米や麦といった主食になる重要な種の生産や普及を都道府県に義務付け予算化。都道府県の農業試験場で、各地域の風土にあった種の研究開発が進められた。

 公的機関が守り育ててきた種だったが、政府は「役割を終えた」などの理由で2018年に種子法を廃止。都道府県が種を生産する根拠法が失われ、多様な種の存続を危ぶむ声が全国各地で上がる中、県は廃止を受けて条例を制定した。

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