特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

新型コロナ 日本人留学生、受難 帰国手続き、経路、費用…難問

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
入国制限が強化される中、韓国からの便で到着した人たちに質問票の記入や2週間の待機要請について説明をする検疫官ら=成田空港で3月9日、手塚耕一郎撮影
入国制限が強化される中、韓国からの便で到着した人たちに質問票の記入や2週間の待機要請について説明をする検疫官ら=成田空港で3月9日、手塚耕一郎撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が日本人留学生にも打撃を与えている。帰国手段確保の難しさ、帰国時の待機場所・費用の手配など難問が山積する。萩生田光一文部科学相は3月24日、奨学金の継続支給について「柔軟対応」を約束したが、若者たちの不安は残る。

 死者数が1万1500人を超えたイタリア。北部ベネチアの大学で昨年9月から政治学を学んでいた早稲田大大学院生の女性(23)=埼玉県在住=は、早稲田側の指示で留学を切り上げ、3月5日にイタリアを出たが、イタリア滞在歴を理由とする搭乗拒否や乗客減に伴う減便により、帰国便がなかなか見つからなかった。欧州をバスで転々とし、ウィーン(オーストリア)からドバイ(アラブ首長国連邦)便に搭乗できたのが16日。さらに3日間、日本行きの空席を待ち、20日夕方、半月かかって成田空港にたどり着いた。

 移動費や滞在費が膨らみ、クレジットカードの利用上限額に達した。欧州では「死ね」「コロナウイルスか」などと差別発言を受けた。帰国後、知人から言われた「こんな時期に留学をするなんて」との一言も胸に刺さる。「せめて母国では帰国した留学生を差別しないでほしい」

この記事は有料記事です。

残り795文字(全文1283文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集