メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

男の気持ち

向こう見ず 鹿児島県出水市・谷口歩(団体職員・49歳)

 大学1年の時、梅雨の晴れ間の土曜日に友人が住むアパートの裏手にある600メートルほどの山を駆け登った。頂上に着いたのは夕方。素直に来た道を戻ればいいものを地図も見ずに下山コースを変えた。

 見知らぬ街に出た時はとっくに寮の夕食時間を越えていた。「安全」や「自己責任」という言葉を思い浮かべることもなく、ヒッチハイクをした。

 50歳くらいの男性がセダンに乗せてくれた。「若いねえ。でも、バカだねえ」と笑われた。「バカじゃありません」と反論したかったが、喉の渇きと空腹と疲労はいかんともしがたく、お礼を言って寮の近くで降ろしてもらった。

この記事は有料記事です。

残り309文字(全文575文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 京アニ放火殺人事件 逮捕された青葉容疑者「ガソリンなら多く殺害できる」

  2. 摂津市、事務ミスで1500万円過大還付 60代男性「使ってしまい、返還困難」

  3. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

  4. 菅長官、ワクチン「まずは国内で製造販売」 国際枠組みでは「優先供給されない」

  5. アベノマスク8億円検品、穴だらけ 不良発覚後の契約、消えた瑕疵担保責任…

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです