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EU南北格差問題再燃 伊スペイン支援の「コロナ債」を独蘭拒否 問われる結束

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ブリュッセルの欧州委員会本部ビル=八田浩輔撮影
ブリュッセルの欧州委員会本部ビル=八田浩輔撮影

 新型コロナウイルスへの対応を巡り、欧州連合(EU)の亀裂が表面化している。経済対策では強力な対応を打ち出せず、物資支援も後手に回った。欧州共通債を巡っても、対立の火種を抱える。甚大な被害を受けた加盟国でEUへの信頼低下を招きかねない事態を生んでいる。

 「EUにとって創設以来、最も厳しい局面だ」。スペインのサンチェス首相は3月28日のテレビ演説で訴えた。欧州で最も状況が深刻なスペイン、イタリア両国の死者数は計2万人を超え、感染拡大阻止を優先するため経済は停止状態にある。

 両国はEUに対し、コロナ対策の財源を確保するため、欧州共通の債券「コロナ債」を特例として発行するよう求めている。26日にテレビ会議方式で行われたEU首脳会議ではフランスなどが支持したが、財政規律を重視し、借金の肩代わりを嫌うドイツ、オランダは「時期尚早」として反対。過去にも繰り返し表面化したユーロ圏経済の南北格差による構造危機が再燃した形で、伊紙コリエレ・デラ・セラは「合意できなければEUは終わ…

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