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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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ヤングケアラー~幼き介護

母と当てもなく歩き回った夜 統合失調症という病名も知らぬまま 私はどうしたら…

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かつて母親に深夜連れ回された大阪・梅田の繁華街を見つめる北川幸(仮名)。「どこに行くんやろ、いつ帰るんやろ、早く帰りたいなって、我慢していました」=大阪市北区で2020年3月6日、平川義之撮影
かつて母親に深夜連れ回された大阪・梅田の繁華街を見つめる北川幸(仮名)。「どこに行くんやろ、いつ帰るんやろ、早く帰りたいなって、我慢していました」=大阪市北区で2020年3月6日、平川義之撮影

 ヤングケアラーの「ケア」は物理的な介護や世話だけを指すわけではありません。大阪府の北川幸(さち)さん(仮名)は、統合失調症を患った母親を小中学生時代から見守りました。偏見にさらされやすいこの病気の知識も当時はなく、母との意思疎通や生活に悩む日々でした。「今思うと、母なりに親の務めを果たそうとしていたのかな」と振り返ります。(本文は敬称略)【ヤングケアラー取材班】

 「どこいくん」。大阪・梅田。西日本最大の繁華街で2011年1月の深夜、母子はあてもなく歩き回った。統合失調症を患う母ミユキ(仮名)に連れられた中学1年の北川幸(同)は目的地を知らない。

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【ヤングケアラー】

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