メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

発言

がん検診、抜本改革が必要=松田一夫・福井県健康管理協会副理事長

 尿1滴を用いた線虫によるがん検査が高い確率でがんを当てられることが話題だ。検診への応用を期待する声も強い。しかし既にがんと診断されている人を高い確率でがんと診断できることと、まだ分かっていないがんを一見健康な人の中から見つけることは全く異なる。がん検診の目的は単なるがんの発見ではなく、発見が治療につながり、集団全体のがん死亡率が減ることだ。簡便ながん検診を期待する心理は理解するが、有効性が確かな検診は限られている。住民検診として推奨されている胃、肺、大腸、乳房、子宮頸(けい)部の五つのがん検診を信頼してほしい。

 だがその日本のがん検診も、課題が山積している。その一つが、検診実施体制の混在だ。日本のがん検診は前述した、地域(市区町村)で実施される住民検診と企業が被雇用者に行う職域検診とに分かれている。住民検診は健康増進法に基づき、検診方法、対象年齢、検診間隔が決まっている。市区町村や検診機関には仕様書やチェックリストに基づく精度管理と、実施状況を厚生労働省に報告する義務がある。

この記事は有料記事です。

残り844文字(全文1289文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新型コロナ コロナ鎮めて! 群馬・「妖怪」だるま

  2. 法務省「黒川氏の退職、捜査に支障ない」 定年で「重大な障害」だったのでは?

  3. 都知事選に出るワケ 熊本知事から「タイムリミット」示された副知事の決断

  4. 具志堅会長のジム閉鎖へ 「情熱持って指導するには難しい年齢になった」

  5. 「民度が違う」発言で麻生氏がさらした決定的な事実誤認とは

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです