連載

にほんでいきる

労働力不足から外国人受け入れを広げる日本。ですが、その子どもたちの権利は十分に守られていません。解決の糸口は。

連載一覧

にほんでいきる

外国からきた子どもたち 強盗、服役…強制送還 22年ぶり母国、頼る人なく

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
男性から記者に届いた年賀状。強制送還前、「母国で日本人観光客を案内するツアーガイドになりたい」と語っていたが、音信は途絶えた=東京都千代田区で、大西岳彦撮影(画像の一部を加工しています)
男性から記者に届いた年賀状。強制送還前、「母国で日本人観光客を案内するツアーガイドになりたい」と語っていたが、音信は途絶えた=東京都千代田区で、大西岳彦撮影(画像の一部を加工しています)

「今年も良い年になりますように」

 22年ぶりの母国は、どのように映ったのだろうか。南米出身の男性(32)は、日本で強盗事件を起こして服役し、2019年11月末に強制送還された。長い日本での生活で、母国語は忘れつつある。両親は障害がある中学生の弟のため、日本に残る道を選んだ。頼る人がいない男性。出国前に投函(とうかん)した年賀状には、こう書いていた。「今年も良い年になりますように」

 日系3世。10歳の時、職を求める両親と来日した。小学校では「ガイジン」と呼ばれ、持ち物を壊された。ひらがなや低学年の漢字は覚えたが、中学校に入ると授業が理解できず、1年生の2学期で足が遠のいた。

この記事は有料記事です。

残り1304文字(全文1593文字)

あわせて読みたい

注目の特集