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男の気持ち

おもかげ 大阪府吹田市・青木了(無職・80歳)

 漁村に生まれた私は、小さい頃から都会に憧れていた。小学5年で家を離れ、名古屋に住んでいた姉夫婦の元で学校に通った。義兄の転勤で一家が東京に引っ越した後、中学の後半と高校は1人で下宿して通った。

 そして東京の大学に進学し、姉の世話で国分寺に下宿した。先日、上京したついでに国分寺の駅に降りた。58年ぶりだったが、通い慣れた定食屋や銭湯は影も形もなく、浦島太郎の心境だった。

 私は年に2、3回、東京に出かける。楽しみの一つが、めい(姉夫婦の娘)と会うことだ。めいは「お母さんは嫌いだった」と言うが、年を取るにつれ、振る舞いやしゃべり方全てが亡き姉にそっくりなのだ。まるで姉と一緒にいるような錯覚に陥る。

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