点字毎日 ガイドヘルパーを養成 当事者中心に企画・運営 京都の研修会、12人が講義や実習

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 視覚障害者の誘導などに従事する同行援護従業者(ガイドヘルパー)を養成する研修が、各地で開かれている。京都市内では、視覚障害当事者が中心になって企画・運営した研修が2、3月に実施された。京都をはじめ、兵庫や滋賀に住む10~60代の12人が、講義や実習を受け、資格を取得した。

 主催したのは、障害学生の支援に取り組むNPOゆに(京都市北区)。同団体は、視覚障害者への支援に力を入れようと昨年、初めて養成研修を実施した。2回目の今回は、初日に「障害者福祉の理念」と題する独自の講義を加えた。活用したのは「障害平等研修」の手法だ。これは、障害者差別解消法の推進を目的に自治体などで実施されている障害当事者をまとめ役にした演習。三つの班に分かれた受講者は、スタッフの安田真之さん(33、光覚)の進行の下、イラ…

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