米2強に肉薄 Tモバイルとスプリント合併完了 ソフトバンク投資事業正念場

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スプリントとTモバイルの看板=米ニューヨークで2018年4月、AP
スプリントとTモバイルの看板=米ニューヨークで2018年4月、AP

 米携帯電話3位のTモバイルUSと、ソフトバンクグループ(SBG)傘下で同4位のスプリントは1日、合併が完了したと発表した。米市場で首位ベライゾン、2位AT&Tの2強に対抗する。SBGは、4兆円超の有利子負債を抱えるスプリントが連結子会社から外れ、経営上の負担が軽減される。

 新会社「Tモバイル」は独通信大手ドイツテレコムが筆頭株主として株式の43%を保有し、SBGの出資比率は84%から24%に下がる。連結子会社から持ち分法適用会社になるのに伴い、SBGは経営権を手放すことになる。Tモバイルは1日、「合併効果を生かして次世代通信規格5Gネットワークの整備を進め、低価格で優れたサービスを提供する」との声明を出した。

 Tモバイルとスプリントは2018年4月に合併に合意したが、業界の競争低下への懸念から司法省と連邦通信委員会(FCC)の合併審査が長期化。3年間の値上げ凍結や、米衛星放送大手にプリペイド携帯事業を売却することなどを条件に合併の承認を得た。一部の州が合併差し止め訴訟を起こしたが、連邦地裁が今年2月に合併を承認していた。

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