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舞台をゆく

広辞苑 新村出が編んだ「辞書界の雄」 京都の風とご縁のたまもの

大量の付箋が貼られた広辞苑=京都市北区の重山文庫で2020年3月、水上由布撮影

 職場で辞書を引かない日はない私たち校閲記者にとって、広辞苑の存在感は独特だ。新聞でも「広辞苑によれば」とことわって字句の意味を説くことは定番になっており、「辞書界の雄」と呼ぶことに異論のある人はいないだろう。その広辞苑、実は「京都発」であることをご存じだろうか。編さんの舞台を巡り、その存在感の理由を考えた。【水上由布】

 広辞苑の編者である、言語学者で京大名誉教授だった新村出(しんむらいずる)(1876~1967)は山口県に生まれ、東京大で学んだ。京都へ定住したのは30歳を過ぎてから。京都市北区の旧宅は市営地下鉄鞍馬口駅に近い閑静な住宅街にあり、広辞苑編さんに当たっては、ここを拠点に東京の岩波書店とやりとりしていたらしい。現在は当時の資料や収集した書物などを収蔵、展示する施設「重山(ちょうざん)文庫」として一般公…

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