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石川県教育委員になって丸6年、毎年4月1日は県文教会館での新規採用教職員辞令交付式に出席している。今年も金沢大学バスケ部所属だった教え子3人が教員に採用されたので、彼・彼女たちが辞令を受け取るのを同じ壇上から見守るのを楽しみにしていた。ところが、前日の夕方になって急きょ中止になったと連絡を受けた。そういうわけで、本来なら式典に参列している時間にこのコラムを書いている。
勤務先でも卒業式が縮小され、当日はゼミ生に会えなかった。5年前の3月の本コラムで、卒業していくゼミ生との別れについて「不思議とさみしい気持ちにはならない」と書いた。卒業式が終わるとすぐに入学式。例年、新学期の授業準備でバタバタとするこの時期は気持ちをすばやく切り替える必要がある。
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