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「あなたは変わっている」と言われ続けた半生 発達障害のグレーゾーン、人には言えない「生きづらさ」とは

写真はイメージです=ゲッティ

 発達障害が広く知られるようになる中で、障害の傾向があると感じながら医師の診断までは得られない「グレーゾーン」の人たちがいる。大阪府が設置する専門家の部会は2020年3月にまとめた提言でグレーゾーンに初めて触れ、支援の必要性を指摘した。職場でミスを重ね、人間関係に悩む当事者が人知れず生きづらさを抱える苦悩を語った。

 大阪府内の50代女性は大学4年の時、友人たちが当たり前のように取り組む就職活動の手順が分からなかった。本を読むとOBやOGを訪問するよう書かれていたが、アポイントの取り方が分からず、会っても話すことが思い付かなかった。「分からないことが多すぎて活動できなかった」と振り返る。

「発達障害じゃない?」と言われても、診断はされず

 卒業後に会社や大学の職員など6回転職を重ね、短い時は半年でミスを起こして職場を去った。ピアノ講師の時はレッスンの指導案の立て方が分からず、次第に子どもたちが指示に従わなくなった。

 40代で入学した大学院では指導教官との関係がうまくいかずに悩んだ。大学院内の診療所を受診すると「発達障害じゃない?」と言われたが、診断はされなかった。発達障害の研究者による検査では「傾向がある」と言われたが、診断には至らなかったという。

 周囲から「あなたは変わっている」と言われ続けてきた半生…

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