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サンデー毎日発

東大・京大・難関国立大 全体では志願者減、難関大は堅調

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、一般入試合格発表の掲示を中止した東大。例年なら受験生、在校生、関係者でごった返す安田講堂前も閑散としていた=東京都文京区で2020年3月10日

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 2020年度入試(20年4月入学)の国公立大志願者数は43万9565人で、19年度入試から約3万人の減少になった。19年度入試は7年ぶりに増加だったが、それもつかの間、対前年比で93.6%と減少に転じたのだ。駿台教育研究所・進学情報事業部長の石原賢一さんは、こう分析する。

 「減るとは予測していたが、これほどまでとは思わなかった。21年度入試から、大学入試センター試験が大学入学共通テスト(以下、共通テスト)に替わることで、都市部の受験生を中心に国公立大離れが進みました。今回はセンター試験の平均点が下がったことも志願者減の要因です」

 しかし、旧帝大に東京工業大、一橋大、神戸大を加えた難関国立10大学の志願状況は比較的堅調だった。すべての大学で志願者が減ったが、10大学合計の志願者数は前年比94.9%だった。

 個別大学の志願者を見ると、ほぼ前年並みだったのが大阪大で前年比99.0%。受験生の安全志向から、本来なら京大に出願する受験者層の流入があったようだ。それでも京大の志願者は極端に減ったわけではなく前年比95.9%。東大の志願者も堅調で前年比97.6%だった。大幅減となった大学には、東北大(91.8%)と東京工業大(91.2%)がある。

 大学入試改革元年の21年度入試は、共通テストへの不安感から国公立大離れが進みそうだ。新型コロナウイルスの流行で受験勉強の遅れが生じると、さらに国公立大離れが加速する可能性がある。そうなると難関国立大が20年度入試の堅調さを保てる保証はなく、逆に倍率面で狙い目になるかもしれない。【大学通信・井沢秀】

*週刊「サンデー毎日」2020年4月12日号より転載。この特集記事には国公立大各校の高校別合格者数があります。詳しくは実際の誌面で確認してください。

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